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专利摘要:
公开号:WO1992000147A1 申请号:PCT/JP1991/000879 申请日:1991-06-28 公开日:1992-01-09 发明作者:Shin Sumino 申请人:Shin Sumino; IPC主号:B07B1-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] モービルブラント [0003] 技術分野 [0004] この発明は、 公道を走行可能な車両仕様を満足することのできるモービルブラ ン卜に関するものでぁリ、 更に詳しくは、 コークスなどの産業原料、 あるいは建 設廃材やビンまたは缶などの各種廃棄物を始めとする、 各種の被処理対象物の破 砕または篩別け作業を行なうためのモービルブラントに関するものである。 背景技術 [0005] コ一クス、 合金鉄、 鉄鉱石、 りん鉱石などの各種産業原料の発生地である鉱山 または製造工場などにおいてほ、 これら産業原料を大きな塊から破砕してトラッ クまたは鉄道により積み出し港または直接需要先へ送り出す。 この場合の破砕は 一般的には輸送に適した最大粒度以下への破砕であり、 この破砕された産業原料 の粒度分布は微粉から前記最大粒度の塊までに亙っており、 通常これは、 需要家 が要求する粒度分布と一致しない。 またこの破砕された産業原料は、 例えば溶鉱 炉ゃ高炉などの最終的な需要設備に投入されるまでの間に種々のハンドリングを 受けて運搬され、 その間にダメ一ジを受けて微粉および細粒が増加し、 また石や 材木屑等の異物の混入もある。 従つて船またはトラックによる輸送や保管ヤード での積み降ろしを経て最終需要設備に投入されるまでの間のどこかで、 これら産 業原料の粒度分布を需要者の要求する粒度分布範囲内に適合させる必要があり、 ここに二次的な破砕および篩別けの作業設備に対する要求が存在した。 [0006] また、 小麦や米等の穀物類を始めとする農産物の粒状貨物の運搬においても、 度重なるハンドリングの間に破損粒や粉等が増加したり異物の混入があったりす るので、 これを除去するための篩がけ作業が時として必要である。 [0007] 更に、 飲食品や薬剤その他のビン詰または缶詰などをこれら容器内に内容物が 入ったままの状態で廃棄処分にする場合にも、 これら容器を破砕して内容物と分 けて回収することが行われている。 [0008] 従来、 これらの破砕や篩別けのために、 個々の被処理対象物に専用の破砕機や 篩機がそれぞれ必要とする工場等の固定設備として恒久的に固定設置されて利用 されており、 しかも粗破碎と中間破砕ないし細破碎、 または粗篩別けと中間粒度 篩別けないし細粉粒篩別けのそれぞれに専用機を設備しているのが実状である。 前記の需要家が要求する粒度分布の一例をコ一クスの場合について云えば、 高 炉用コ一クスでは、 高炉内で適当な空隙を維持すると共に熱源および還元材とし て機能させるために最適な粒度が 20〜50mm程度とされ、 一方、 錡物用コ一クスで は、 高炉に比べて单位断面積当りの風量が多く地金溶解速度が大きい溶解炉中で の空隙維持と加熱および加炭材として機能させるために最適粒度は高炉用コ一ク スより大きく、 キュボラ内径の 1/8 〜1/12程度に選ばれ、 具体的にほ 60〜80ππη、 80〜120匪 、 120mm以上のような各種粒度のものが要求される。 更にフエロシリ コンゃフヱロマンガンまたはフヱロクロームなどの合金鉄製造用の電気炉で抵抗 発熱還元材として用いられる合金鉄用コ一クスでは 10〜3 Ommの粒度のものが用い られ、 さらにまた石炭などの炭素の C 0ガス化用のコーク 'スでは約 30隨の粒度の ものが用いられ、 その他、 カルシウムカーバイド用、 石灰石焼成用、 セメント製 造用、 暖房用など、 使用する炉によって粒度の異るコ一クスが要求されている。 従来、 例えばコ一クスェ埸で製造されたコ一クスゃ輸送船で運ばれたきた鉱石 類などは、 固定設備としての各種破砕機に投入されて適当な粒度に破砕され、 次 いで篩別けされて、 篩上品は破砕機へもどされ、 適合粒度範囲のものがベルトコ ンベアなどによって集められる。 集められた適合粒度範囲のコークスはトラック 等で運ばれて検量の後、 工場内の仕分け倉庫に保管される。 そこからはトラック により直接需要先へ納入されたり、 あるいは運搬船に積み替えて廻航したのちト ラック輸送で需要先へ納入されされたりしている。 [0009] 従来の破砕機や篩機は作業場に固定設置されていたため、 前述のように特定の 被処理対象物に専用の複数の破砕機および篩機を保有する必要があり、 設置場所 や管理場所のために広レ、恒久的なスペースが必要であった。 [0010] また、 従来の破砕機や篩機は、 処理すべき対象物とその処理内容が個々に固定 的に定まつた専用機であるため、 種々の対象物を種々の粒度に破砕または籂別け するには多数の専用機を保有する必要があった。 すなわち、 これら専用機では、 例えばクラッシャ一機の場合は破砕能力が固定的に定まつており、 また振動篩機 の場合には 面積が固定的に定まっている。 一方、 被処理対象物の性状はその種 類によつて多種多様であり、 塊状物の大きさ,形状 ·比重 ·粘度 ·水分や氷結に よる凝集などによつて相違することは勿論、 同一対象物であつても保管現場の環 境条件 (天候 '湿度等) によって相違するものである。 例えば振動篩機の場合、 篩面積が定まっている場合の篩別け品質の向上のためには篩網面上での被処理対 象物の滞留時間を長くし、 反対に篩別け作業能率の向上のためには篩網面上での 滞留時間を短くするという相反する要求があり、 これら要求の妥協点として最適 な条件を被処理対象物の性状及び現場環境条件に応じて選ばなければならない。 更にまた従来の破砕機や振動篩機では、 被処理対象物の投入位置と処理済み品 の取り出し位置とが固定位置関係に定まつており、 作業現場における原料集積場 所と処理済み品置場との位置関係に対して必ずしも最適な作業位置をとることが できないという問題があつた。 [0011] - 発明の開示 [0012] この発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、 被処理対象物をそ の生産地や集積地または消費地において随時効率的に破砕または籂別けすること ができ、 現地における被処理対象物物の集積位置と処理済み品の取り出し位置と の位置関係に柔軟に対応できる多品種向けの多目的モービルブラントを提供する ことを主目的とするものである。 [0013] また、 被処理対象物の大きさや硬度および性状に応じて最適の作業効率で破砕 または篩別けを行うことができるように作業条件を可変調整できるモービルブラ ントを提供することも本発明の別の目的のひとつである。 [0014] さらに、 業中に破砕機または篩機からなる作業機の支持架台となる車両側構 造に過度の振動が生じないようにしたモ一ビルブラントを提供することも本発明 の別の目的のひとつである。 [0015] さらにまた、 破砕機または篩機からなる作業機と車両側構造との保守上の寿命 の違いや作業対象の違いに対して、 同種または異種作業機との交換に対応できる ように車両シャシ構造の共通利用を可能とすると共に、 作業機や車両シャシの保 守作業を各々に適した保守工場で行えるようにし、 その埸合に作業機と車両シャ シのうちの一方が稼動可能ならばそれを休止させずに活用する.ことのできるモ一 ビルブラン卜を提供することも本発明の別の目的のひとつである。 [0016] 本発明によれば、 上記の目的は請求の範囲各項に記載した特徴をもつモ一ビル ブラントによって解決される。 [0017] すなわち、 本発明の基本的な態様によるモービルブラントは、 走行可能な車両 シャシ上の前方部分に搭載され被処理対象物を受け入れるための上面開口と前記 車両シャシの後方側に向いた出口とを有する受入れホツバと、 前記ホッパ内の被 処理対象物を前記出口から送り出すためのフィ一ダ手段と、 前記フィ一ダ手段に よって前記ホッパ出口から送り出される被処理対象物を前記シャシの後方へ向け て送るように前記シャシの中程に後方へ向けて上り傾斜で取付けられた撟渡しコ ンベア手段と、 前記橋渡しコンベア手段の後端部から落下する前記被処理対象物 を受けとつて破砕または篩別け等の所要の物理的処理操作を前記被処理対象物に 加えるために前記シャシの後方部分に搭載された作業機と、 前記作業機によって 処理された前記被処理対象物を前記車両シャシの外部へ送り出す出口コンベア手 段と、 前記フィ一ダ手段および前記橋渡しコンベア手段の速度を可変調整する速 度制御手段とを備えている。 [0018] 本発明の好ましい一態様によるモ一ビルブラントでは、 前記速度制御手段は前 記橋渡しコンベア手段の速度に比例して前記出口コンベア手段の速度を制御する 制御器を含んでいる。 [0019] また本発明の別の好ましい態様に係るモービルブラントでは、 前記車両シャシ をトラクタによって牽引されるセミトレーラーで構成し、 該セミトレーラーには シャシ左右両側におけるほぼ前端部とほぼ後端部とそれらの中間部における一箇 所以上とに作業中の車両荷重を地面に対して支持するジャツキ手段を装備させ、 前記前端部のジャツキ手段を前記トラクタ連結時にトラクタと干渉しないように 退避または取外可能にしたものである。 [0020] このセミトレ一ラ一上には、 クラッシャー機または振動篩機などの作業機が振 動発生源として搭載されており、 作業中に発生した振動が比較的長大なシャシ中 を伝播して思わぬ部分に大きな振動を発生させることがある。 また通常のセミト レーラーでは、 その前方のグ一ズネ ク部分においてトラクタとの自在連結が行 われ、 走行中の相互の機械的干渉を避けるためにグーズネック部分の下面には固 定的な突起構造物を設けることはない。 [0021] これに対して、 本発明のセミトレーラ一では、 その前端部と後端部およびそれ らの中間部の幾つかの個所において左右両側に前記ジャッキ手段が設けられてお り、 これらジャッキ手段を破砕作業に際して地面に対して突っ張ることにより車 両荷重を支持し、 以つてシャシ全長に亙る過大な振動の発生を防止している。 特 に前記前端部のジャッキ手段は、 セミ卜レーラーを前記トラクタに連結して走行 させるときにトラクタと機械的に干渉しないような適当な退避位置へ退避可能ま たは取外可能に設けられており、 この退避姿勢としては、 ジャッキシリンダをセ ミ卜レーラーのグーズネック部の側部に沿わせて横向きに抱かせたり、 或いはグ ーズネック部の上方へ立てるなど、 種々の形態をとることができる。 [0022] また本発明の更に別の好ましい態様に係るモービルブラン卜では、 前記ホッパ の出口にその出口開口の大きさを可変調整するゲ一トを付設したものである。 また本発明の更に別の好ましい態様に係るモービルブラントでは、 前記作業機 を前記シャシ後方から交換可能に搭載したものである。 [0023] また本発明の更に別の好ましい態様に係るモ一ビルブラントでは、 前記橋渡し コンベア手段がその後方端の高さを変えるための傾斜角度調整手段を備えている ものである。 [0024] また本発明の更に別の好ましい態様に係るモービルブラントでは、 前記出口コ ンベア手段が前記作業機の下部において車長方向に延在する後方排出コンベアを 含むものである。 [0025] また本発明の更に別の好ましい態様に係るモービルブラントでは、 前記作業機 としてクラッシャー機を搭載したものである。 このクラッシャー機としては、 例 えばジョークラッシヤー、 シングルまたはダブルのロールクラッシャ一を用途に 応じて選ぶことができる。 また本発明の更に別の好ましい態様に係るモービルブラントでは、 前記作業機 として振動篩機を搭載したものである。 この場合、 振動篩機は、 篩網の上に残つ た比較的粒径の大きい前記対象物を前記シャシの前方に向けて排出する第 1の出 口と、 篩網からその下方に抜ける比較的粒径の小さな前記対象物を振動篩機の下 方へ排出する第 2の出口とを備え、 このため前記出口コンベア手段は、 振動篩機 より前方の位置における前記シャシ上で前記第 1の出口からの前記対象物をシャ シ幅方向に送り出す幅方向排出ベルトコンベアと、 前記振動篩機の下部において 前記第 2の出口からの前記対象物をシャシ後方へ送り出す車長方向に延在した後 方排出ベルトコンベアとを含むものである。 また前記振動篩機は、 上下に配列さ れた複数の篩網を含んでいてもよく、 この場合には前記第 1の出口は篩網の数に 対応して複数となり、 従って前記幅方向排出ベルトコンベアも対応して複数台が 並置状態で搭載される。 前記幅方向排出ベルトコンベアは、 そのコンペアベルト の駆動方向を逆転することによってシャシの左右いずれの方向へも対象物を送り 出すことができる。 [0026] 前記車両シャシの後方部分において、 前記振動篩機は、 前記橋渡しコンベア手 段から落下してくる前記対象物をその上部後端部で受けて前傾姿勢の篩網上を前 方へ向けて流下させながら振動と共に篩別けするが、 篩網の篩目と傾斜角、 およ び振動数は、 処理すベき前記対象物の性状に応じて所要の篩別け性能が得られる ように調整可能とされている。 振動篩機の篩網の振動は車両シャシの幅方向に向 いて軸を中心とする偏心回転運動によって与えられ、 この偏心回転の回転方向は 逆転可能である。 すなわち篩網上の前記対象物の流下方向に対して順方向の偏心 回転を与えた場合には対象物は篩網上を比較的速い速度で流下し、 逆に篩網上の 前記対象物の流下方向に対して逆方向の偏心回転を与えた場合には対象物は篩網 上を比較的遅い速度で流下し、 これによつて籂別け効率を変えることができるよ うになつている。 勿論これに振動数の可変調整を組合せれば更にきめこまかな ^ 別け効率の調整が可能である。 従って前記振動^機は、 被処理対象物の性状や作 業環境条件に応じて、 振動籂機の篩面全表面を使用した作業が行なえるように少 なくとも篩目, 傾斜角度. 振動数, 振動傾転方向の何れかが変更可能であり、 こ の振動篩機の調整された処理量に見合つて被処理対象物を可変速フィーダと可変 速コンベアとで供給し、 遅滞なく処理するものである。 このため、 常に最適な篩 別け速度、 効率が選択可能となる。 . [0027] 更に好ましくは、 前記振動篩機は前記橋渡しコンベア手段から落下供給される 被処理対象物を受け止める受け板を後端部に備え、 この受け板と篩網との間及び ' [0028] Z又は篩網上に幅方向に延在する堰板が突設されている。 この受け板と堰板は、 落下してくる被処理対象物を篩網面の上に幅広く流下させるためのものであり、 これによつて振動篩機の籂網の全表面を有効に利用して、 篩別け効率及び篩別け 処理量の向上を図ることができる。 また好ましくは、 橋渡しコンベア手段の先端と前記受け板との間の間隙が振動 篩機の作動による振動によって変化することを利用して、 前記堰板によって堰止 められている被処理対象物を砕くために、 前記橋渡しコンベア手段の端部に下方 の前記受け板に向つて突出した鍬部材を固定してもよく、 これによつて前記受け 板上で大きな塊の被処理対象物を砕きながら篩網面に流下させることができ、 例 えば被処理対象物が水分や氷結によって塊となっていても前記鍬部材がこれを碎 くので篩網面上に大きな塊が乗ることはない。 またこの鍬部材で砕くことができ ないような巨大な塊が橋渡しコンベア手段から落下してくる可能性がある場合に は、 橋渡しコンベア手段の後端に適当な間隙のグリズリーを取り付けて、 巨大な 塊はそのまま車両外部のシュ一卜などに転がり出るようにしてもよい。 [0029] 本発明によるモービルブラントは、 全ての要素が走行可能な車両シャシに搭載 されているため、 破砕または籂別け作業を必要とする被処理対象物が集積されて いる現場へ移動して、 現地へ出向いての処理作業を行なうことができる。 例えば 石炭やコ一クス或いは合金鉄や銑鉄スラグなどはヤードに山積み保管され、 或い は各種の建設廃材や飲食品廃棄物も多くは所定の個所に集積されている。 本発明 のモービルブラン卜は、 これらのヤードゃ集積場所における被処理対象物の山の 脇に出向いて処理作業を行なうことが可能であり、 しかもフィーダ手段と橋渡し コンベア手段とを可変速度調整するようにしたから、 粒度分布や密度等の異なる 種々の対象物に対して破砕または篩別けの速度および効率などの処理条件を変え て個々に作業機の最適効率での処理作業を行なわせることが可能である。 [0030] 本発明のモービルブラントにおいて、 被処理対象物はバケットクレーンや油圧 パワーショベルなどによってシャシ前部のホッパ内に投入され、 ホッパ出口のフ ィーダから適当な開口広さに調整されたゲ一卜を介して対象物が定量づっ橋渡し コンベア上に排出される。 この場合、 ホッパ出口から橋渡しコンベア上の適当な 位置までの間で被処理対象物に作業能率向上のための調湿スブレー水または発塵 防止用のスプレー水をノズルから散水するように構成することは望ましいことで ある。 スプレー水を、 ホッパ出口と橋渡しコンベア手段との間の隙間にシャシ前 方から後方へ向つて噴射することにより、 ホツパ出口から橋渡しコンペァ手段の 上に落下する被処理対象物と橋渡しコンベア手段のコンベア表面との双方を調湿 でき、 また橋渡しコンペァ手段の表面に乗つている被処理対象物にも上からスブ レ一水を振り掛けることにより更に調湿可能である。 [0031] 前記橋渡しコンベアは前記シャシの中程に後方へ向けて上り傾斜で取付けられ ており、 橋渡しコンベアの後端部は前記上り傾斜の最上部に位置する。 橋渡しコ ンベアの後端部の下方には、 そこから落下する前記被処理対象物を受けて破砕ま たは篩別けする作業機が前記シャシ後部に搭載されている。 このシャシ上のホッ パと撟渡しコンベアおよび作業機の配置は、 シャシの車高および車長寸法を必要 最低限にするのに有効であり、 これによつて全体の寸法を車両法で定める公道走 行車両のための法規上の限界寸法内に納めることができる。 [0032] 本発明のモ一ビルブラン卜では、 ホッパと作業機とをシャシ前後に分けて配置 すると共に、 これらの間を傾斜配置の橋渡しコンベアで連絡したので、 ホツバ出 口からフィーダにより或る調整された流量で排出される被処理対象物を、 橋渡し コンベアによつて所望の設定速度で作業機に投入することができる。 特に本発明 によるモ一ビルブラントでは、 前記フィ一ダ一と前記橋渡しコンベアが共に速度 制御手段によつて速度調整される可変速タイプのものであり、 更にホッパ出口に はその開口の大きさを可変調整するゲートが付設されているので、 例えぱ'橋渡し コンベアを比較的高速で駆動することによつて前記ゲー卜を介してフィーダによ りホッパから定量排出されてくる或る大きさの被処理対象物を比較的少ない時間 当り流量で作業機に投入したり、 逆に橋渡しコンベアを比較的低速で駆動するこ とによってフィーダによりホッパから定量排出されてくる被処理対象物を比較的 多い時間当り流量で作業機に投入したりできる。 作業機側でも例えばクラ シャ 一機の場合はそのクラッシャ刃やロールによる破砕間隙や速度を変更して破砕特 性を変更でき、 振動篩機の場合は篩網のメッシュサイズの変更や振動数および回 転方向の変更によって篩特性を変更できるので、 例えば比重や硬度、 目的製品粒 度寸法、 水分含有率など、 被処理対象物と目標製品の様々な性状に応じて、 例え ば比重や目的粒度寸法の大きいもの或いは硬度の低いものなどでは大量に送つて 効率よく作業を行い、 比重や目的粒度寸法の小さいもの或いは硬度の高いものな どでは少ない流量で送って作業機が過負荷にならないようにするなど、 作業機の 機械強度と処理能力に合わせた最適な作業を選択的に設定して行なうことが可能 となる。 [0033] 前記クラッシャ一機または振動篩機などの作業機は通常の固定設置型作業機の 若干の改良で車載作業機とすればよく、 本発明に係るモービルブラン卜ではこの 作業機をシャシ後方から交換可能に搭載し、 作業機または車両シャシの保守のた めにシャシと作業機を入れ替えたり、 或いは作業対象に応じてシャシ上の作業機 を異種作業機と交換したりできるようになつている。 これによりシャシまたは作 業機の健全なほうを遊ばせることなく稼動させることができ、 また両者の保守作 業もそれぞれの専門工場で行えるようになる。 [0034] 前記クラッシャー機としてジョークラッシャーを搭載した場合、 これは例えば 石炭やコークス等の中硬度原料からチタニウム鉱石などの超硬原料までに幅広く 対応して、 これら被破砕物を均一な大きさに破砕する場合に好適である。 [0035] また前記クラッシャー機としてシンダルロールクラッシャ一を搭載した場合、 これは軟質および中軟質原料の破砕に最適で、 これら被破砕物を比較的微粉の少 ない均一な大きさに破砕する。 [0036] 更に前記クラッシャ一機としてダブルロールクラッシャ一を搭載した場合、 こ れは軟質および中軟質原料の破砕、 および硬質原料の二次または三次破砕に最適 で、 被破砕物を均一な小粒粉に破砕するのにも好適である。 本発明のモービルブラン卜においては、 被処理対象物の集積地に出向いて作業 を行なうことができるので、 被処理対象物中の運送工程が省略でき、 しかもこの 場合に橋渡しコンベアがホツバと作業機との間に存在するので、 作業機の手前で 例えば金属物品や木材屑などの不都合な異物の除去を必要に応じて磁選機の使用 または作業員の手作業などによつて容易に行えると共に、 現地での作業内容に応 じて異種作業機を搭載したセミトレーラを各々所要台数だけ準備して出向くこと により、 全く作業設備のないところでも最適配列の作業機群を構成でき、 また一 部の作業設備が存在するところでもその不足機能を補つて一莨した作業機群を構 成することができるものである。 更に移動型である点で被処理対象物が多種に亙 ることに対処できなければならないが、 本発明では例えば前記フィ一ダゃ橋渡し コンベアなどを可変速タイプのものとすることにより、 被処理対象物の性状に応 じた最適の作業条件で作業を行うことが可能である。 [0037] 本発明の上述およびそれ以外の特徴と利点は、 以下に添付図面を参照して説明 する限定を意図しない実施例から一層明確となろう。 図面の簡単な説明 [0038] 図 1は、 作業機としてロールクラッシャー機を搭載した場合の本発明の第 1実 施例に係るモービルブラン卜を示す側面図、 [0039] 図 2は、 作業機として二段篩網を備えた振動篩機を搭載した場合の本発明の第 2実施例に係るモ一ビルブラントを示す側面図、 [0040] 図 3は、 第 2実施例に係るモ一ビルブラントの平面図、 [0041] 図 4は、 第 2実施例に係るモ一ビルブラントの走行状態における側面図、 図 5は、 第 2実施例の振動篩機の後端部の構成を拡大して示す部分図、 図 6は、 前図に対応する部分の平面図、 [0042] 図 7は、 篩面堰板を示す正面図である。 発明を実施するための最良の形態 [0043] 図 1に示した第 1実施例においては、 牽弓 I車両すなわちトラクタ 3 0 0によつ て牽引走行するセミ卜レーラーにクラッシャ一機を搭載したモービルブラントの 場合を例にとっている。 [0044] 図 1 において、 車体シャシ 1 0上には、 側壁上部がヒンジ 1 2によって折畳め るようになつた受入れホッパ 1 4が前方部に搭載され、 また後方部にはシングル ロール形クラッシャー機 1 6が搭載されており、 車両後方を向いたホッパ出口 1 8とクラッシャー機 1 6の上部の投入部 2 0との間を連絡する橋渡し送り用のベ ルトコンベア 2 2がシャシ中ほどに後方へ向けて上り傾斜で設けられている。 ホ 、ソパ 1 4はその後方出口 1 8の底面に車長方向に往復動作するブレートフィーダ 2 4を備えている。 フィーダ 2 4の先端部におけるホッパ出口の開口は、 例えば 固定開口でもよいが、 この例ではハンドル操作で開閉する可変開口ゲート 2 6を 備えている。 送り用のベル卜コンベア 2 2はその前方部を支点として伏仰可能で あり、 平時 (走行または作業時) は図 1に示すように投入部 2 0に接続した高さ 位置に保持され、 清掃 ·保守または破砕間隙の設定変更などの際ゃクラッシャ一 機 1 6の交換時などには所定高さに起され、 クラッシャー機 1 6の上方から退避 できるようにしてある。 [0045] ベルトコンベア 2 2の後方下部はクラッシャ一機 1 6の配置スペースとなって おり、 このクラッシャー機 1 6は回転数を調整可能な電動機駆動型のシングル口 —ルクラッシャ一機で、 シャシ後方から交換できるようにロック付きのスライド レール機構 (図示せず) などによって搭載されている。 クラッシャー機 1 6ほ上 部の投入部 2 0から被破砕物を受け入れて、 底部の排出口 2 8から破砕済み品を 排出する。 クラッシャー機 1 6の下部には、 クラッシャー機 1 6の底部排出口 2 8から排出される破砕済み品を受けてシャシ後方へ送り出す排出用ベルトコンべ ァ 3 0が搭載されている。 [0046] ベルトコンベア 2 2の下部でクラッシャ一機 1 6の前方部のシャシ下面には、 前記送りベルトコンベア 2 2の下端部と前記ホヅパ 1 4の出ロシュ一卜の下端部 にベルトコンベア 2 2のベルト面へ向けて散水するためのノズル 3 2 , 3 4に図 示しないボンブを介して接続された水タンク 3 6が取付けてあり、 これらノズル 3 2 , 3 4からの散水でベル卜面の湿潤と被破砕物の水分量の調整とを行つて、 発塵防止と破 の向上とを選択的に果たせるようになつている。 [0047] 前記フィーダ 2 4、 各ベルトコンベア 2 2 , 3 0、 クラッシャー機 1 6、 およ び前記ノズル 3 2 , 3 4への給水ポンブなど、 破砕のための搭載機器の駆動は、 シャシ 1 0の前端部 (グ一ズネック部分) に搭載された発電機 3 8からの給電に よって行われる。 発電機 3 8にはフィーダ 2 4とベルトコンベア 2 2との速度制 御のための速度制御装置 3 9が付設され、 この速度制御装置 3 9は、 ベルトコン ベア 2 2の速度に比例してベルトコンベア 2 8の速度を制御する制御機 3 9 aを 含んでいる。 また、 これらの作動制御および速度等の制御 ·調整操作は、 発電機 [0048] 3 8の近傍または運車 の操作盤から行えるようになつている。 [0049] 図 1で 4 0 , 4 2 , 4 4 , 4 6はシャシ: 1 0の左右両側に設けられたジャッキ であり、 これらジャッキは走行に際しては縮小され、 また作業に際しては車体の 氷平安定性を保っために車両の全荷重を支持するように各々伸張されるようにな つている。 これらジャッキは手動操作の機械式または油圧式のものでよく、 各々 が独立して調整できるようにしたものが好ましい。 前端部のジャッキ 4 0と後端 部のジャヅキ 4 6は車体の水平安定性のために重要であり、 また中間部のジャッ キ 4 2 , 4 4は前記ジャツキ 4 0および 4 6と共にシャシ 1 0の過大な振動を防 止する上で重要である。 尚、 この例では中間部のジャツキとして二対のジャッキ [0050] 4 2と 4 4が設けられているが、 これは場合によっては一対または三対以上とし てもよい。 [0051] 前記ジャッキのうち、 特に前端部のジャッキ 4 0は図示するようにシャシ 1 0 の前方部の比較的幅が狭くされたグ一ズネック部 1 0 aの側部に沿うように横向 きに退避でき、 作業に際してトラクタ 3 0 0をトレーラ一 1 0から切り離した後 にこのジャッキ 4 0を立てて伸張させる。 ジャッキ 4 0の退避姿勢は図示の例に 限定されるものではなく、 例えばグ一ズネック部 1 0 aの前縁に車幅方向に沿わ せたり、 或いは上方に逆立ちざせたり、 更には取り外してシャシ 1 0の適所に納 めたりしてもよい。 [0052] さて、 この実施例のモービルブラントは、 牽弓 I車両 3 0 0によって目的地まで 公道を走行し、 作業現場においで山積されている被破砕物の脇に駐車される。 ジ ャツキ 4 0 , 4 2 , 4 4 , 4 6で車体を水平に安定保持し、 排出用ベルトコンべ ァ 3 0の下流に必要に応じて図示しない移送用ベルトコンベアを接続して作業準 備が整う。 山積からショベル力一や別のベルトコンベアによってシャシ前方部の ホッパ 1 4に被破砕物を投入するが、 この場合、 投入側のホッパ側壁はヒンジ 1 2によって折畳んだ状態にし、 その他の側壁は立てて閉じた状態としておくと、 投入用のパワーショベルなどの持ち上げ高さをさほど高くしなくてもよくなると 共に、 ホッパへの投入に際してショべル等から投入された被破砕物が閉じられた 側壁の存在によって外部へ落下しなくなるので便利である。 [0053] ゲート 2 6を適当な開口広さにセッ卜すると、 それより大きい塊の被破砕物は そこに留まってクラッシャー機 1 6に投入されることがなく、 従ってクラッシャ 一機が破壊されることもない。 フィーダ 2 4とベルトコンベア 2 2, 2 8および クラッシャー機 1 6を各々所定設定速度で起動した状態でホツバ 1 4に被破砕物 を投入すると、 フィーダ 2 4によってホッパ出口から定量で送り出された被破砕 物はベル卜コンベア 2 2によって上り傾斜でクラッシャ一機 1 6の上方投入部 2 0に達し、 そこからクラッシャー機 1 6内に投入される。 この場合に、 クラッシ ャ一機 1 6の投入部 2 0で被破砕物が滞留を起こさない程度にベル卜コンベア 2 2の速度を設定するのがよい。 クラッシャー機 1 6ではそのモータの回転によつ て被破砕物を下方に嚙みこみながら破砕し、 この場合の破砕間隙と回転速度は予 め所望値に設定されている。 また、 被破砕物の水分含有量が少ないときはノズル 3 2 , 3 4から水タンク 3 6内の水を散水して調整し、 発塵の防止とクラッシャ —機 1 6での破砕性能の確保とを行うようにする。 [0054] クラッシャー機 1 6で破砕された破碎済み品は底部の排出口 3 0から排出用べ ルトコンベア 2 8上に排出される。 排出用ベルトコンベア 2 8は、 ベルトコンペ ァ 2 2の速度に比例した速度で駆動されており、 従って排出用ベルトコンベア 2 8に受取られた破砕済み品は、 クラッシャー機 1 6による処理速度に適合した速 度でシャシ後方へ送り出されて、 図示しない移送コンベアなどによつて所望の位 置の集積場所または直接輸送車両に移される。 [0055] この実 ¾例のモービルプラントは、 被破砕物として、 石炭、 コークス、 各種合 金鉄、 各種鉱石、 道路またほビルなどの各種建設廃材、 ビンまたは缶入の廃棄処 分すべき飲食物または薬剤 ·ィ匕粧品 ·洗剤など、 種々の対象物の破砕に利用でき る。 その場合、 対象物に応じてクラッシャー機を交換し、 或いは異種クラッシャ 一機を搭載した数合の作業車を準備し、 対象被破砕物の集積場所へ出向いて作業 することが可能である。 例えば液体内容物の入ったビン類または缶類を破砕する 場合、 セミトレーラのシャシ 1 0が収まる面積のゴムマツトを携行し、 作業地面 にゴムマ、ジトを広げてその上にシャシ 1 0を乗りあげてトラクタ 3 0 0を切り離 し、 ゴムマツトの周囲を丸太などの挿しこみで高くしてブール状にしてから破砕 作業を行う。 これにより破碎に伴なつて生じる液体内容物の流出はゴムマツ卜内 に留められ、 ゴムマツ卜にたまった液体内容物ほバキュームカーで吸引して産業 廃棄物処理工場へ移送できる。 [0056] このように、 第 1実施例に係るモ一ビルブラン卜によれば、 全体の構成を過大 にすることなく公道走行^ な走行車両としてまとめることができ、 種々の産業 分野で重要な役割りを果たしているコ一クスゃ鉱石等をはじめ各種の産業廃棄物 などの被破砕物を生産地や集積地または消費地に出向いて効率的に破砕すること ができるので被破砕物の運搬工程を省略することができ、 被破砕物のハンドリン グ回数が少なくなるので異物混入のチヤンスも少なくなるものである。 またシャ シの前端部と後端部およびその中間部にジャッキを設けて作業中の車体水平安定 性の確保と過大振動の発生防止とを容易に実現でき、 さらにはホツバとクラッシ ヤー機との間に送り用のコンベアを介在させたことにより、 異物の除去が容易と なると共に、 このコンベアの速度をホヅパのフィ一ダ速度およびクラヅシャ一機 の回転数などと共に可変調整して作業中の荷流れのバッファとして利用でき、 作 業対象の被破砕物の様々な性状に応じて最適な破砕特性を得ることのできる投入 流量 ·速度で被破砕物をクラッシャ一機へ送り込むことが可能である。 [0057] 図 2と図 3は本発明の第 2実施例を示す側面図と上面図であり、 この第 2実施 例においては図 4に示すように牽引車両 3 0 0によって牽引走行するセミ卜レー ラに振動篩機を搭載したモービルブラントを例にとっている。 [0058] 図 2および 3において、 車体シャシ 1 1 0上には、 側壁上部がヒンジ 1 1 2に よ て折畳めるようになつた受入れホツバ 1 1 4が前方部に搭載され、 また後方 部には二段式振動篩機 1 1 6が搭載されており、 車両後方を向いたホッパ出口 1 1 8と振動篩機 1 1 6の後方上部の投入物受部 1 2 0との間を連絡する橋渡し送 り用のベルトコンベア 1 2 2がシャシ中ほどに後方へ向けて上り傾斜で設けられ ている。 ホツバ 1 1 4ほその後方出口 1 1 8の底面に車長方向に往復動作するブ レートフィーダ 1 2 4を備えている。 フィーダ 1 2 4の先端部におけるホッパ出 口の開口は、 例えば固定開口または油圧操作で開閉する可変開口ゲート 1 1 7が 設けられている。 送り用のベル卜コンベア 1 2 2はその前方部を支点として伏仰 可能であり、 作業中は図 2に示すように所定高さに起され、 公道走行時には図 4 に示すように頂部を下げた状態に保持される。 ベル卜コンベア 1 2 2の後方下部 は振動篩機 1 1 6の配置スペースとなっており、 この振動篩機 1 1 6は正逆回転 可能な電動機駆動型の傾斜振動篩機であり、 比較的粗い上段篩と比較的細かい下 段篩とを有し、 上段篩の篩上品の排出口 1 2 6と下段篩の^上品の排出口 1 2 8 とはシャシ前方を向いている。 この振動篩機 1 1 6も振動回転軸を中心として傾 斜を変えられるようになつており、 粒状物の性状に応じて傾斜角を可変設定する ことにより選別特性が選べると共に、 図 2と図 4を比較して解るように作業時と 走行時とで全高を変えられるようになつている。 ベルトコンベア 1 2 2の下部で 振動篩機 1 1 6の前方部には、 前記各排出口 1 2 6 , 1 2 8からの粒状物を受け る二合の排出用のベルトコンベア 1 3 0 , 1 3 2が各々車幅方向に向いて設けら れており、 これら排出用ベルトコンベア 1 3 0 , 1 3 2は、 逆転駆動が可能であ ると共に図 3に破線で示したようにシャシ上で左右いずれの側にも引き出せるよ うにスライド可能となっている。 振動^機 1 1 6の下段篩の篩下品は振動篩機 1 1 6の底部から別の排出用ベルトコンベア 1 3 4によってシャシ後方へ取り出せ るようになっている。 [0059] 前記フィーダ 1 2 4と各ベルトコンベア 1 2 2 , 1 3 0 , 1 3 2および振動篩 機 1 1 6の駆動制御はシャシ 1 1 0に搭載された発電機 1 3 6およびそれに付設 された速度制御装置 (図示せず) によって行われ、 これらの速度制御 .調整操作 は発電機 1 3 6の近傍または運転席から行えるようになつている。 尚、 図 2で 1 3 8 , 1 4 0はシャシ前後の四隅に設けられたジャッキであり、 作業中に車体の 水平安定性を保っために各々伸張されるようになっている。 勿論この他の中間位 置に複数の同様なジャツキを取り付けてもよい。 [0060] さて、 この第 2実施例のモービルブラン卜は図 4に示すように牽引車両 3 0 0 によって目的地まで公道を走行し、 作業現場において山積されている粒状物の脇 に駐車される。 ジャッキ 1 3 8 , 1 4 0で車体を水平に安定保持してトラクタ 3 0 0を切り離し、 排出用ベルトコンベア 1 3 0と 1 3 2を所望の側へ引き出して 図示しない移送用ベルトコンベアへ接続し、 また橋渡しベルトコンベア 1 2 2を 所定高さに起して作業準備が整う。 [0061] 山積からパワーショベルや別のベルトコンベアによってシャシ前方部のホヅパ 1 1 4に粒状物を投入するが、 この場合、 投入側のホヅパ側壁はヒンジ 1 1 2に よって折畳んだ状態にしておくと投入用のパワーショベルなどの持ち上げ高さを さほど高くしなくてもよくなるので便利である。 [0062] フィーダ 1 2 4とベルトコンベア 1 2 2 , 1 3 0 , 1 3 2および振動篩機 1 1 6を各々所定設定速度で起動した状態でホッパ 1 1 4に粒状物を投入すると、 フ ィ一ダ 1 2 4によってホッパ出口から定量で送り出された粒状物ほベルトコンペ ァ 1 2 2によって上り傾斜で振動篩機 1 1 6の後部上方に達し、 そこから落下し て振動篩機 1 1 6内に投入される。 この場合に、 振動篩機 1 1 6の投入物受部 1 [0063] 2 0で粒状物がセルフライニングを形成する程度にベルトコンベア 1 2 2の速度 を設定するのがよい。 振動篩機 1 1 6ではその振動モータの回転方向によって篩 が粒状物の流下方向に対して送りを与える上下回転振動または制動を与える上下 振動回転となり、 これによつても選別特性を選ぶことができる。 振動篩機 1 1 6 の上段篩で選別された篩上品は一方の排出口 1 2 6から排出用ベルトコンベア 1 [0064] 3 0上に排出され、 篩下品は下段^で選別されてその籂上品が他方の排出口 1 2 8からもう一つの排出用ベルトコンベア 1 3 2上に排出される。 これら排出用べ ルトコンベア 1 3 0 , 1 3 2に受取られた各選別品はシャシ側方へ送り出され、 図示しない移送コンベアなどによって所望の集積場所または直接輸送車両に移さ れる。 振動篩機 1 1 6の下段篩の^下品は振動篩機 1 1 6の底部から別の排出用 ベルトコンベア 1 3 4により後方へ取り出される。 [0065] 図 5は図 3における V— V線矢視側面図、 図 6はその上面図である。 [0066] 投入物受部 1 2 0の底面の受け板 1 2 1 と振動篩機 1 1 6の篩網面 1 1 5との 間に立設された堰板 1 1 9は、 ベル卜コンベア 1 2 2から落下する粒状物 1 1 1 を部分的に堰止める。 堰止められた粒状物 1 1 1は振動によって堰板 1 1 9の両 端の切欠部 1 2 3から篩網面 1 1 5に流下するため、 残りが受け板 1 2 1の面上 に山型状に堆積することとなる。 更に、 ベル卜コンベア 1 2 2から供給される粒 状物はこの受け板 1 2 1上に堆積した粒状物 1 1 1の上に落下し、 その落下の衝 撃は堆積粒状物 1 1 1が受け止め、 受け板 1 2 1に直接伝わらない。 受け板 1 2 1上の堆積の上に落下した粒状物 1 1 1は、 堰板 1 1 9を乗り越えて篩網面 1 1 5に流下するか、 または堰板 1 1 9の両脇部に設けられた切欠部 1 2 3を通って 篩網面 1 1 5に流下する。 この切欠部 1 2 3により篩網面 1 1 5の全幅に亙って 粒状物 1 1 1を流下させることができ、 篩網面 1 1 5の全面を有効に利用するこ とができる。 [0067] また、 篩網面 1 1 5には、 図 7に示すような輪郭の全幅に亙る篩面堰板 1 2 9 が着脱可能に固定されている。 この篩面堰板 1 2 9は転動しながら篩網面上を流 下する粒状物に方向性を持たせるためのものであり、 堰板 1 2 9の上緑部には 3 力所の弧状の凹部が形成されていて、 粒状物が堰板 1 2 9を乗り越え易い箇所を 形成している。 このような凹部の位置形状の異なる篩面堰板 1 2 9を幾つか準備 して適当なものを選択して固定することにより、 粒状物の性状に応じてそれが篩 - 面全面に流れるようにすることができる。 尚、 前記受け板 1 2 1 と篩網面 1 1 5 との間に立設された堰板 1 1 9にも必要に応じて上縁部に幾つかの凹部を設けて もよく、 また必要に応じて篩面堰板 1 2 9を篩網面に流下方向に間隔をあけて複 数段設けても良い。 [0068] また、 図 5に示すように、 受け板 1 2 1の振動時による上下変位を利用して堰 板 1 1 9によって受け板 1 2 1の面上に山型状に堰止められた粒状物 1 1 〗を砕 くために、 ベルトコンベア 1 2 2の端部に受け板 1 2 1に向って間隔をあけて鍬 部材 1 2 5を突設してある。 例えば水分や氷結によって塊となった大きな粒状物 でも、 鍬部材 1 2 5が堰板 1 1 9によって山型状に堰止められた粒状物 1 1 1を 振動篩機の振動に伴なう上下変位によって砕き、 その後、 篩網面 1 1 5に流下さ せることとなる。 尚、 この実施例では鍬部材 1 2 5はヒンジ部 1 2 7で折り昼め るようになっており、 これにより不要な場合には邪魔にならないような構成とな つている。 [0069] 以上に述べたように、 この第2実施例によれば、 全体の構成を過大にすること なく公道走行可能な走行車両としてモ一ビルブラントを構成でき、 穀物などの粒 状農産物や、 種々の産業分野で重要な役割りを果たしているコ一クスゃ鉱石等の 粒状物を生産地や集積地または消費地に出向いて効率的にスクリーニングするこ とが可能であるので、 粒状物の運搬工程を省略することができ、 荷のハンドリン グ回数が少なくなるので異物混入のチャンスや運搬中の荷のダメージが極めて少 なくなるものである。 さらに荷流れ途中での中間的な貨物の置場スペースが不要 であり、 労働力の節減も達成できる。 更にまたホツバと振動篩機との間に送り用 のコンベアを介在させたことにより、 このコンベアの速度をホッパのフィ一ダ速 度および振動籂機の篩角度などと共に可変調整して作業中の荷流れのバッファと して利用でき、 作業対象の粒状物の様々な性状に応じて最適な篩別特性を得るこ とのできる投入流量♦速度で粒状物を振動篩機へ送り込むことができるという利 点もある。 [0070] そしてこの第 2実施例のモ一ビルブラントでは、 振動篩機の最良の篩効率及び 最良の篩処理能力を得るため、 振動篩機の篩面全表面を有効に使用する。 これは 前述の振動篩機の篩目, 傾斜角度, 振動数を必要に応じて変化させ、 振動方向を 正逆反転すること、 振動篩機が落下供給される粒状物を受け止める受け板と篩面 との間及び/又は篩面上に幅方向に延在する堰板を突設することなどによって、 振動篩機の最良の篩効率及び最良の篩処理能力を決定することによる。 決定され た条件に応じた単位時間当りの粒状物の処理量を算出し、 算出された処理量を越 えないようにホッパ 1 1 4からの粒状物の排出量を調整し、 排出される粒状物を 前記橋渡しベルトコンベアの移送速度の調整によつて円滑に下流の振動篩機に送 り、 振動篩機から前記排出コンベアを介して滞留なしにへ排出する。
权利要求:
Claims 特許請求の範囲 1 . 走行可能な車両シャシ上の前方部分に搭載され被処理対象物を受け入れ るための上面開口と前記車両シャシの後方側に向いた出口とを有する受入れホッ パと、 前記ホッパ内の被処理対象物を前記出口から送り出すためのフィ一ダ手段 と、 前記フィ一ダ手段によつて前記ホッパ.出口から送り出される被処理対象物を 前記シャシの後方へ向けて送るように前記シャシの中程に後方へ向けて上り傾斜 で取付けられた橋渡しコンベア手段と、 前記橋渡しコンベア手段の後端部から落 下する前記被処理対象物を受けとつて破砕または篩別け等の所要の物理的処理操 作を前記被処理対象物に加えるために前記シャシの後方部分に搭載された作業機 と、 前記作業機によって処理された前記被処理対象物を前記車両シャシの外部へ 送り出す出口コンベア手段と、 前記フィーダ手段および前記橋渡しコンベア手段 の速度を可変調整する速度制御手段とを備えたことを特徴とするモ一ビルブラン 卜 2 . 請求項 1 によるモービルブラントにおいて、 前記速度制御手段が前記橋 渡しコンベア手段の速度に比例して前記出口コンベア手段の速度を制御する制御 器を含むもの。 3 . 請求項 1 によるモービルブラントにおいて、 前記車両シャシがトラクタ によって牽引されるセミ卜レ一ラーからなり、 該セミ卜レーラーにはシャシ左右 両側におけるほぼ前端部とほぼ後端部とそれらの中間部における一箇所以上とに 作業中のプラント荷重を地面に対して支持するジャツキ手段が装備され、 前記前 端部のジャッキ手段が前記トラクタ連結時にトラクタと干渉しないように退避ま たは取外可能に構成されているもの。 4 . 請求項 1 によるモービルブラン卜において、 前記ホツバの出口にその出 口開口の大きさを可変調整するゲ一トが付設されたもの。 92/00147 PCT/JP91/00879 20 5 . 請求項 1 によるモービルブラン卜において、 前記作業機が前記シャシ後 方から交換可能に搭載されているもの。 6 . 請求項 1 によるモービルブラントにおいて、 前記橋渡しコンベア手段が その後方端の高さを変えるための傾斜角度調整手段を備えているもの。 7 . 請求項 1 によるモービルブラントにおいて、 前記出口コンベア手段が前 記作業機の下部において車長方向に延在する後方排出コンベアを含むもの。 8 . 請求項 1 によるモ一ビルブラントにおいて、 前記作業機としてクラッシ 一機を搭載したもの。 9 . 項 ' に Sモ一ビルブラン、において、 前記作業機として振動篩機 を搭 た H 10. 請求項 9によるモ一ビルブラントにおいて、 前記振動篩機が、 その篩網 の上に残つた比較的^径の大きい前記対象物を前記シャシの前方に向けて排出す る第 1の出口と、 篩網からその下方に抜ける比較的粒径の小さな前記対象物を振 動篩機の下方へ排出する第 2の出口とを備え、 前記出口コンベア手段が、 振動篩 機より前方の位置における前記シャシ上で前記第 1の出口からの前記対象物をシ ャシ幅方向に送り出す幅方向排出ベル卜コンベアと、 前記振動篩機の下部におい て前記第 2の出口からの前記対象物をシャシ後方へ送り出す車長方向に延在した 後方排出ベル卜コンベアとを含むもの。 11. 請求項 1 0によるモービルブラン卜において、 前記振動籂機が上下に配 列された複数の篩網を含み、 前記第 1の出口が篩網の数に対応して複数存在し、 前記幅方向排出ベルトコンベアが前記第 1の出口の数に対応して複数台存在する もの。 12. 請求項 1 0によるモービルプラン卜において、 前記幅方向排出ベルトコ ンベアが、 そのコンベアベルトの駆動方向を逆転することによってシャシの左右 いずれの方向へも対象物を送り出すことができるように構成されているもの。 . 13. 請求項 9によるモービルブラン卜において、 前記振動篩機が、 前記橋渡 しコンベア手段から落下してくる前記対象物をその上部後端部で受けて前傾姿勢 の篩網上を前方へ向けて流下させながら振動と共に篩別けするものであり、 しか もその篩網の篩目と傾斜角、 および振動数が調整可能とされているもの。 14. 請求項 9によるモービルブラントにおいて、 前記振動篩機が、 車両シャ シの幅方向に向いた軸を中心とする偏心回転運動によつて篩網を振動させ、 この 偏心回転の回転方向が逆転可能に構成されているもの。 15. 請求項 9によるモービルブラン卜において、 前記振動篩機が前記橋渡し コンベア手段から落下供給さ る被処理対象物を受け止める受け板を後端部に備 え、 この受け板と篩網との間及び/又は篩網上に幅方向に延在する堰板が突設さ れているもの。 16. 請求項 1 5によるモービルブラントにおいて、 前記橋渡しコンベア手段 の先端と前記受け板との間の間隙が振動篩機の作動による振動によつて変化する ことを利用して、 前記堰板によつて堰止められている被処理対象物を砕くために 前記橋渡しコンベア手段の端部に下方の前記受け板に向って突出した鍬部材が取 り付けられているもの。 17 . 走行可能な車両シャシ上の前部に搭載された受入れホツバと、 前記ホッパの下部出口に設けられた可変速フィーダと、 前記可変速フィーダによって前記ホッパ出口から排出される被処理対象物を前 記シャシ後方へ送るように前記シャシの中程に後方へ向けて上り傾斜で取付けら れた可変速コンベアと、 前記可変速コンベアの後端部から落下する前記被処理対象物を受けて下方へ向 けて流下させながら破砕するように前記シャシの後部に搭載された少なくともク ラッシング速度またはクラッシングギャッブの何れかが変更可能なクラッシャー 機と、 前記クラッシャー機によつて破碎された前記被処理対象物を前記クラッシャー 機の下部で受取るように、 クラッシャ一機の下部スペース内にシャシ長さ方向に 延在して設けられた排出コンベア、 とを備えたことを特徴とするモービルクラッシングブラント。 18. 走行可能な車両シャシ上の前部に搭載された受入れホツバと、 前記ホツバの下部出口に設けられた可変速フィーダと、 前記可変速フィーダによって前記ホッパ出口から排出される粒状物を前記シャ シ後方へ送るように前記シャシの中程に後方へ向けて上り傾斜で取付けられた可 変速コンベアと、 前記可変速コンベアの後端部から落下する前記粒状物を後部で受けて前方へ向 けて流下させながら篩別けるように前記シャシの後部に搭載された少なくとも篩 目, 傾斜角度, 振動数の何れかが変更可能な振動篩機と、 前記振動篩機によつて篩別けされた粒状物を前記振動篩機の前方で受取るよう に前記可変速コンベアの下部スペースでシャシ幅方向に向けて前記シャシ上に設 けられ、 且つシャシ幅方向のいずれの側にも引き出し可能に配置された排出コン ベア、 とを備えたことを特徴とするモービルスクリーニングブラント。
类似技术:
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同族专利:
公开号 | 公开日 AU8079991A|1992-01-23|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1992-01-09| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AU BR CA KR NO SU US | 1992-01-09| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU NL SE | 1993-04-29| NENP| Non-entry into the national phase in:|Ref country code: CA |
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申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
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Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
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